この記事でわかること
本会議と委員会、何が違うの?
江戸川区議会の会議は、大きく分けて本会議と委員会の2種類があります。
本会議は、44名の議員全員が議場に集まって行う会議です。年に4回(第1回〜第4回定例会)+必要に応じて臨時会が開かれ、区長への質問(一般質問)や、予算・条例などの議案の採決がここで行われます。
委員会は、本会議で審議しきれない内容を、テーマ別の少人数グループで詳しく議論する場です。江戸川区議会には、以下のような常任委員会・特別委員会があります(会期によって設置される委員会は変わります)。
- 常任委員会: 総務委員会・文教委員会・福祉健康委員会・建設委員会・生活振興環境委員会・議会運営委員会
- 特別委員会(例): 予算特別委員会・決算特別委員会・子ども支援教育力向上特別委員会・災害対策街づくり推進特別委員会 など
たとえば令和5年5月の建設委員会では、こんなやり取りがありました。
【田中寿一委員長】ご意見としてお伺いさせていただきまして、基本的には協議会という形で今回は進めさせていただきたいと思いますので、皆さんよろしいでしょうか。
(令和5年5月24日 建設委員会より)
このように委員会では、本会議よりも踏み込んだ、実務レベルのやり取りが交わされているのが特徴です。
「一般質問」と「代表質問」って?
本会議の目玉が一般質問です。区政のあらゆるテーマについて、議員が区長・教育長に直接質問できる時間で、定例会ごとに数日間かけて行われます。
この一般質問の期間の中で、会派(政党・グループ)の意見をまとめて代表者が行う質問を「代表質問」、議員個人の問題意識や地域課題について行う質問を「(個人の)一般質問」と呼びます。江戸川区議会では、質問期間の最初の日に各会派の代表者が代表質問に立ち、その後の日程で各議員が個人の一般質問に立つという流れが定着しています。実際、令和5年第2回定例会の議事録データを見ても、初日(6月19日)に登壇したのは自民・公明・共産などの各会派代表者のみで、2日目以降(6月20日〜)に他の議員たちの個人質問が続いていました。
「同じ会派に何人もいるのに、なぜ区別があるの?」と思うかもしれませんが、「党全体としての意見(代表質問)か、議員個人としての提案・問題意識(個人の一般質問)か」の違いだと考えるとわかりやすいです。
実際の代表質問の冒頭はこんな感じです。
(関根麻美子議員、令和5年6月19日 第2回定例会 一般質問より)
一方、会派の代表としてではなく、自分自身の関心テーマで質問する議員は、このように始まります。
(堀江創一議員、令和5年6月20日 第2回定例会 一般質問より)
関根議員の冒頭には「〇〇党を代表して」という一言がありますが、堀江議員の冒頭にはそれがなく、いきなり自分の質問テーマ(災害時要配慮者支援)に入っています。実際、関根議員は初日(6月19日)の代表質問、堀江議員は2日目(6月20日)の個人の一般質問に登壇していました。「会派を代表して、から始まるか・始まらないか」という冒頭の一言と、「質問期間の初日かどうか」という日程の両方が、代表質問と個人の一般質問を見分ける目印になります。
議事録はどこで読める?読み方のコツ
江戸川区議会の議事録は、区議会公式サイトの会議録検索システムで公開されているほか、本サイトでは「教えて!えどがわ議会AI」でAIに質問する形でも中身を調べられます。
議事録を読むときのコツは3つです。
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1
発言者の肩書きに注目する:「委員長」「議長」は進行役なので、実際の議論は「◯◯委員」「◯◯議員」の発言を追うとわかりやすい
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2
「〔 〕」の中はト書き:「〔議場拍手〕」のような角括弧の中は、発言そのものではなく状況説明
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3
全部読まなくていい:気になるテーマだけを拾い読みするのが現実的。本サイトの議員個別ページでは、議員ごとの発言テーマや発言回数をあらかじめ集計しているので、まず気になる議員のページから見るのがおすすめ
傍聴してみたい人へ
実際に傍聴席で聞いてみたい方は、江戸川区議会事務局へ事前確認の上、本会議・委員会ともに傍聴が可能です(傍聴の申込み方法・当日の持ち物等は区議会公式サイトの傍聴案内ページの最新情報を必ずご確認ください)。
まずは、自分の住むエリアを地盤とする議員が、どんなテーマで発言しているかを議員個別ページでチェックしてから傍聴に行くと、話の流れがぐっとつかみやすくなります。
本サイトは議事録データの分析を専門としており、傍聴手続きの一次情報は持っていません。正式な申込み方法・当日のルールは、必ず区議会公式サイトの傍聴案内ページでご確認ください。